朝起きて直ぐにたばこを吸う喫煙者は、30分以上吸わない喫煙者に比べて、体内のニコチン濃度や他のたばこの毒素の濃度が高く、たばこへの依存度がより高い可能性があるという。
今回の研究では、肺がん患者4775人と肺がん患者でない喫煙者2835人を比較した結果、目覚めてから31〜60分後に喫煙した人は、1時間以上後に喫煙した人に比べて、肺がんを発症する可能性が1.3倍高く、30分以内に喫煙した人では1.79倍高かったという。
更に、別の分析で頭頸部がんを有する喫煙者1055人と頭頸部がんでない喫煙者795人を比較した結果、目覚めてから31〜60分後に喫煙した人は、60分以上後に喫煙した人に比べて頭頸部がん発症の可能性が1.42倍高く、30分以内に喫煙した人では1.59倍高かったという。
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