過去の大規模な無作為化試験では、早期と進行期の中間にあるAMD患者に高用量の抗酸化サプリメント(ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、βカロチン)を投与すると、進行型AMDになるリスクが28%減少すると報告されていたが、この研究では、1次予防に対する効果は評価されていなかった。
評価の対象となった抗酸化物質は、ビタミンA(3件)、ビタミンC(4件)、ビタミンE(3件)、亜鉛(4件)、ルテインとゼアキサンチン(6件)、αカロチン(4件)、βカロチン(4件)、βクリプトキサンチン(4件)、リコピン(4件)と様々だった。
今回、栄養状態のよい西欧で行われた研究では、サプリメントを含む食品由来の抗酸化物質のAMD予防における効果を示す十分なエビデンスは得られなかった。
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