キリンビールの機能食品事業には、サプリメント・健康食品、機能性食品、調味料などの製造・開発・販売が含まており、中でも、サプリメント・健康食品のビジネスが拡大している。
キリンの機能食品事業は、武田薬品との合弁で設立した「武田キリン食品」の売上げを含むため、 大幅に売上高が増加した(前年比143%増の264億円)。2004年度の機能食品事業の売上高見込みは470億円で、同事業は3年で約4.3倍、2年で約1.8倍に拡大。
・グループ会社の「キリン ウェルフーズ」は、主にサプリメントや健康食品を、「武田キリン食品」は、主に調味料事業を手掛けている。
・キリングループの研究開発成果である「KW乳酸菌」は、キリンビバレッジなどのグループ会社へ供給。
KW乳酸菌は、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が高い機能性成分を含む乳酸菌で、商品化は、まず2003年12月1日に「キリン ウェルフーズ」がサプリメ ント「ノアレとして発売。
2004年2月17日に「小岩井乳業」がヨーグルト「小岩井KW乳酸菌ヨーグル ト」として、全国発売。
さらに「キリンビバレッジ」が「KW乳酸菌」を含む飲料「体質水」を、2月17日に関東 エリア(1都7県)で発売。
キリンの新たな機能性食品素材として注目されるのは、ブナハリタケというキノコ。このキノコは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害して血圧を下げるなどの健康効果を発揮することを見いだした。
このブナハリタケのエキスを配合した飲料「ビー・フラット」は、キリンビバレッジが「血圧が高めの方に適する」旨の特定保健用食品(トクホ) 表示許可を2003年6月に取得したが、商品化計画はまだ発表されていない。
▼「キリン ウェルフーズ」
▼「キリンビバレッジ」
▼「小岩井乳業」
▼「ブナハリタケの機能性」
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